始まり。(その1)

バーモント移住

いちばん初めはもちろんVermontではなかった。
さんちゃんのこの州に対して募る恋心は何年かに一度訪れることでガス抜きをして来たわけだが、
いずれは住みたいなぁという漠然とした夢はそうそう簡単に実現はしないだろうと思っていたし、
ましてや彼も私も仕事があるのにどうやってVermontで仕事続けんのさ、と言う話である。

でも、やっぱり出会いというものがあり、
これまで私たち2人はここぞというところでは天啓であると信じて選択をしてきた。
(さんちゃんの決め言葉:It’s a sign! ⇦ 一応この発言があった決断で後悔する事になった事は幸いこれまでのところ、ない)

2018年の春先のまだ寒い頃、実際Vermontのお家はどんなものがあるのかしら〜、と不動産サイトを見始めてしばらくした頃。
出会っちまいましたよ。

伝統的な深い赤で塗られたFarm House

それはそれは可愛らしい赤いお家(サイズはデカすぎてまったく可愛くなかった)が、
これまた可愛らしいお値段で売りに出されているではないか。
どこもそうかもしれないが、特にVermontは冬は雪もすごく、そして寒いので不動産市場は明らさまに冷え込む(誰もそんな中で内見したりしたくない)。
従って、晩春〜初秋が売り手市場の最盛期になりその時期は当然ややお高めで売りに出される。
このお家のおばあちゃん(いや、失礼、、おばちゃん)は、なぜか前年の10月下旬(晩秋)というハナから儲けるつもりがないのかな?と言う時期に売り出し、
予想通り売れないまま既に100日ちょっと経過しようとしていた。
24エーカーの牧草地とこの州の特産であるメープルシロップの樹液を蓄える古いサトウカエデの木に囲まれた、1880年築の古い農家。
なんというか、、完璧ではないですか。

ただ、まだアメリカに来たばかり、先の事を決めたわけでもなく何の気なしに不動産サイトを見ていただけで、
いやいやいや、、買わないでしょ。そんな事考える事すらバカでしょう。
その場は思い留まりましたよ、当然。

しかし、、その後何度となくサイトに行ってもいつもいる。
難しい時期でも、他のこれはと言う物件はそれでも売れていくのに。
なんだろうなー。。Is it a sign?

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